LINE@登録で「超多忙な人のためのつくらないレシピ23」プレゼントしてます!

断食の専門家がリーンゲインズダイエットについて考えた。

こんにちは。中村ひろきです。

欧米で流行っているらしい「リーンゲインズダイエット」について、読者さんからご質問いただいたので、考えました。

 

リーンゲインズダイエットとは

スウェーデンの栄養学研究科Martin Berkhan(マーティンバークハン)氏が提唱する方法で、一日で食べていい時間を8時間に限定し、残りの16時間は何も食べないというダイエット法。

リーンゲインズの語源は、

・リーン(lean)・・・脂肪を落とす
・ゲイン(gain)・・・筋肉を増やす

です。

複数のサイトに載っていた原則をまとめてみると・・・

  1. 1日のうち8時間だけ食べていい時間を決める
  2. 残りの16時間は何も食べない(男性は16時間、女性は14時間ほど)
  3. 週3回は筋トレする
  4. 筋トレ日は炭水化物を多く摂り、そうでない日は少なくする
  5. 断食中に飲んでいいものは水・お茶・コーヒーのみ
  6. 食事はカロリー計算によって行う

こんなところでしょうか。

ここで断っておきますが、ぼくはムキムキの筋肉を作ることにほとんど興味がありません。

ぼくの唯一最大の目的は、どこまでいっても健康長寿。

よって、ここからは、長寿をゴールに設定したときに「リーンゲインズダイエット」がどのように作用するのか、話していきます。

 

リーンゲインズダイエットの素敵なところ

まず、健康長寿をゴールに置いたときに、絶対必要なのが「空腹時間」です。これはダイエットでも必要。

考えてもみればわかりますが、人類250万年の中で、ヒトが「常に満腹状態」である歴史はたった60年ほど。

それまでのほとんどの歴史において、ヒトは「空腹状態がフツー」でした。

満腹という至福なひとときを味わえるのは、一部の特権階級だけ。

その証拠に、ピラミッドの墓に収容されている遺体のほとんどは歯がボロボロで栄養状態が悪かったですし、日本最古の糖尿病患者は藤原道長といわれています。

つまり、大昔から現代の一大変化は「一般市民も満腹になれるようになった」という点なんです。

満腹の権利を得ると同時に心臓病や糖尿病は爆増したので、やはり人類はまだまだ「満腹に不慣れ」であり、進化が追いついていないといえます。

 

さぁ、ここでリーンゲインズダイエットです。

14〜16時間食べない時間を「あえて」設けるというのは、すごく素敵です。

人類が99%以上歩んできた環境に近づけるおかげで、当然カラダは本来の働きを取り戻すんですね。

・胃腸の消化吸収の働きが良くなる
・腸で作られる幸せホルモン(セロトニン・ドーパミンなど)の分泌が増える
・要らないものを捨てるデトックス力が良くなる

などなど。

リーンゲインズダイエットの実践者レビューに「加齢臭がなくなった」「風邪をひかなくなった」とありましたが、断食実践者のぼくからすれば、このような効果が現れるのは必然です。

それプラス筋肉がムキムキになったら、それを目指している人にとっちゃ、こんないい方法ありませんよね。やり方もシンプルだし。

まぁこの「シンプル」ってとこに落とし穴があるんですが・・・。

 

リーンゲインズダイエットの注意点

最近のダイエット手法の特徴として「シンプル」なんですよね。原点回帰みたいな。

ところが、世の中のトレンドが「シンプル」でも、人類のメカニズムってのは大昔から変わりません。

たとえば大人気の「糖質制限ダイエット」ですが、あれは「糖質を制限する」だけでは言葉が足りていなくて、

・その代わりタンパク質をたくさん摂って、
・その代わり脂質もたくさん摂って、
・もちろんビタミンも欠かさず摂って、
・そもそも鉄分足りてます?

と、これでもだいぶ省略しましたが、糖質を制限する以外にもやらなきゃいけないことはたくさんあります。

それを複雑にすると売れなくなるので言わないんですが、実はシンプルな健康法ほど奥は深いです。言葉尻だけとらえていると失敗します。

(ぼくの断食の教科書は10万字を超えましたし。)

てなわけで、このリーンゲインズダイエットも、原則だけみれば「かなりシンプル」ですが、気をつけるべき点はたくさんあります。その一部を話します。

 

カロリーについて

まずカロリーについて。

このダイエット法は基礎代謝量を計算して食事量を割り出すようなんですが、そもそも基礎代謝率って一定じゃないです。

「どのくらいエネルギーを消費したか」を表す総エネルギー消費量は、状況によっては50%前後も変動しますから。

しかも、カロリーの考えに基づくと「どのカロリーも同じもの」ということになってしまう。

これ、どういうことかというと・・・

要するに「砂糖に含まれる50カロリーと、オリーブオイルに含まれる50カロリーは、全く同じもの」になってしまうんですね。

しかし、砂糖とオリーブオイルは、代謝のされ方も分泌されるホルモンも、全く違います。

これを「どの50カロリーも同じ」とひとくくりにしてしまうのは、あまりにも危険。

というわけで、食事の基準をカロリーだけに置いてしまうと、健康的な食事にも危険な食事にもなりうる可能性が出てきます。

 

血糖値の爆上がり問題

リーンゲインズダイエットの実践者が誰も触れていなかったので、触れておきます。

ぼくが最重視すべきだと思うポイントは「16時間の空腹タイム解禁後、最初の一発目に何を食べるのか」という点です。

断食ならここで梅流しです。固形物はNG。なぜなら断食後の内臓はデリケートだから。

知り合いで断食後一発目に唐揚げを食べた人がいましたが、胃痛で半日起き上がれませんでした。カフェインを摂取した人も吐き気に襲われました。

 

このように空腹の解禁後一発目に食べるものは、相当にカラダをびっくりさせ、内臓に負担をかけます。

まだ16時間なので、3日間断食に比べればダメージが少ないですが、糖質を食べようものなら血糖値は爆上がりします。

血糖値が爆上がりすると、体が危機を察知して膵臓からインスリンが出ます。

すると急激に血糖値が下がり、今度は低血糖に陥ります。

(糖質中毒の人はコレを一日に何度も繰り返しています)

この血糖値爆上がり反応は、空腹解禁時にとくに強く現れるので、長期間リーンゲインズを実践していて毎回解禁後に「糖質をドカ食い」しているならば、かなり膵臓が疲れているんではないかと。

膵臓疲労の行き着く先はご存知「二型糖尿病」ですから、ここはぜひとも要注意。

 

それでも食欲が止まらない人

リーンゲインズダイエットをやっても「14〜16時間」の空腹が我慢できないという人。

こういう人は、無理にメソッドを実行しようとする以前に、鉄分が不足している可能性があります。

鉄不足だと、糖からしかエネルギーを得ることができないため、一日に何度も糖を摂取してしまいます。本人の意志の強さとはカンケーなく。

参考記事:「甘い物中毒」かつ「異常な寒がり」の方は鉄不足かも、という話。

 

よって、リーンゲインズダイエットに限らず、プチ断食系の健康法がうまくできない人は、まず先にやることは鉄不足解消です。

んで、鉄不足を解消するためにはタンパク質が必要になってくるので、回り道になりますが、つまり健康になるにはそれなりに時間がかかるってことですね。

 

断食ダイエットとの比較

では、リーンゲインズダイエットと断食ダイエットはどちらがいいのでしょうか。

結論からいえば、目指す体型・体質・ライフスタイルによって変わってくるので、合うほうを選択するのがベストです。

リーンゲインズダイエットを知ったぼくが、それでも「断食のほうがいいな」と思った理由は、

  • そもそも筋肉ムキムキを目指してない
  • 断食は一時的に筋肉落ちるけどまぁ元に戻るからOK
  • 16時間食べない生活を末長く続けるより、数ヶ月に1回の断食のほうがメリハリある

 

このへんです。

人によっては、一時的にでも筋肉を減らしたくない人や、3日間断食の時間が取れない人もいるでしょう。

そういった方は、断食よりもリーンゲインズのほうが相性いいと思います。

なお、ぼくがいろんな断食を実践したレビューはこちらの記事にまとめたので、比較対象用にどうぞ。

参考記事:6ヶ月で5種類の3日間断食をしたので、5段階評価で採点しました。

 

死ぬほどヒマがある人は10万字を超える断食の教科書を読んでみてください。

完全マンツーマンの断食サポートもやってます。ペアだと少し安いです。

高額検査や各種健康法の結果や実践記録は、月1杯のハイボール代で読めるメルマガで公開してます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です