こんにちは!中村ひろきです。
突然ですが、ぼくは大きな勘違いをしていました。
というのも、「食べ過ぎ=悪」って考え方は戦後生まれたモンだと思ってたんですよ。
ところが!
古代エジプトのピラミッドには、すでにソレを示す碑文があったことが判明。
驚いたのはそれだけではありません。
どうやら、世界各国で大昔から「食べ過ぎ=悪」という考え方は根付いてた模様。
あまりにビックリしたので、今回はそのあたりの歴史を追ってみました。
古代エジプトのピラミッドに書かれた碑文
冒頭でお伝えした通り、「過食=悪」という概念は、飽食時代に突入した戦後生まれたモノだと思っていました。
しかし、6000年前に建てられたピラミッドの碑文には、次のような一文が刻まれているそうです。
われわれは食べる量の4分の1で生き、4分の3は医者のために食べる。
つまり、「少食こそ健康の源であり、食べ過ぎは医者を儲けさせるだけだ」と。
おそらく、古代エジプトで食べ物に困らなかった上流階級向けの注意書きなのでしょう。
そして、当時の上流階級と同じ食生活を送っているのが、なにを隠そう現代人なのです。
江戸時代の医者である貝原益軒(かいばら えっけん)の残した「腹八分目は医者知らず」という言葉も、時代は違えど全く同じ状況を表しているのでしょう。
世界各国にみる暴飲暴食と断食
さらに調べていくと、暴飲暴食の害や断食の必要性を説いているのはエジプトだけではありませんでした。
以下にまとめます。
断食で治らない病気は、医者でも治せない(ドイツのことわざ)
このことわざが現代医学の基礎を築き上げたドイツで存在するのはかなり意外でした。
逆を言えば「過食は医者の養分になるだけ」といったところでしょうか。
まさにエジプトの碑文と同じことを言っていますね。
断食はメスを使わない手術である(フランスのことわざ)
ぼくは痛いことと怖いことは大嫌いなので、身体にメスを入れないためなら暴飲暴食を断じてしない自信があります。
すべての薬で一番良いのは、休息と断食である(アメリカのことわざ)
アメリカ人を見ていると、休息と断食を行なっているようには見えません。
しかし、近年は日本よりずっと健康意識が高いことは確かです。
アメリカで認可されている食品添加物の種類は、日本の10分の1以下。
ローフードや新鮮な野菜を提供するレストランの数も、日本とは比べ物になりません。
断食は哲学の門である(ソクラテス)
ソクラテスやプラトンなどの古代ギリシャ哲学者は、弟子に断食指導を行い、自身も定期的に断食していたようです。
病気は祈りと断食で治しなさい(キリスト)
数年前に宗教家の患者さんがあったのですが、奥様に「祈れば治る」と言われて治療を受けさせてもらえず、結局亡くなられました。
イエス・キリストに言わせれば、あの糖尿病の患者さんに足りなかったのは断食だったかもしれません。
暴食の罪を犯した者は、地獄でヒキガエルや害虫を無理矢理食べさせられる罰を受けるだろう(イタリアの詩人)
「神曲」で有名なダンテが遺したと伝えれている言葉です。
イタリアでは今でも「不倫」よりも「暴飲暴食」のほうが罪の意識が大きく、体型を気にせずに生きることこそ恥ずべきことのようです。
さすが美意識の高いイタリアですね!
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暴飲暴食をリセットする現実的な方法
脳とはよくできたモノで、暴飲暴食が習慣化しているときは暴飲暴食を欲し、少食が習慣化しているときは少食を欲するようになります。
病院から退院した人が「食が細くなった」と言うのはまさにその典型例。
入院中に少食期間を過ごしたおかげで、カラダが少食生活にうまいこと適応したワケです。
では、入院せずとも少食生活に適応するためにはどうすればいいのでしょうか?
ここでぼくがオススメしたいのは、おかゆ断食です。
以前ぼくが行なった3日間おかゆ断食では、そのあと見事にドカ食いができなくなりました。
ラーメンやハンバーガーなどを食べ過ぎると、すぐにお腹が痛くなる始末。
少しの量で十分満足できる胃腸へ見事に変貌を遂げたのです。
「おかゆならどれだけ食べてもいい」という激甘ルールなので、初心者もトライしやすいでしょう。
もしやり方がわからなければ、どんなことでもご質問ください。
また、大型連休後の胃腸の休め方についてはこちらにも書きました。

まとめ
いかがだったでしょうか?
「断食」「ファスティング」という健康法は、一時的なブームだと思ったら大間違い。
それどころか、何千年も前から歴史が証明したカラダの本質にかなった養生法なのです。
持ち物や人間関係だけでなく、食生活についても断捨離しましょう。
なにしろ、お腹がすいてないのに盲目的に1日3回食事をするのは自然界で人間ですからね!
そいではまたー!
▼断食に関する記事はこちらです。




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