こんにちは。中村ひろきです。
3年くらい正社員として働いた会社は、今月から週4日のパート勤務に切り替えました。
これからは毎週金・土・日休みなので、その一発目として尾道の離島へ旅立つことに。
とても長く感じた初めての3連休と、これから始まる名古屋-松本の二拠点生活について。
細切れの休みじゃ意味がない
とてもベタな夢で恐縮ですが、こんなテクノロジーの発達した時代に生まれたからこそ、ぼくは時間と場所に縛られない生活をしたいと思っています。
そこから逆算すると、いつまでも週6日会社員をやるわけにはいかないし、身動きの取れない仕事ではダメだし、定時の決められた業種もアウト。
生きるために必死だった20代はそんなこと考えてるヒマもなく働きましたが、11年で12回の転職を繰り返しながら、ひとつひとつ上記の「アウト条件」を取り外してきました。
正社員の生活はとても安定的でしたが、一週間の休みを取るなんて夢のまた夢。
となると「地中海の島々を2週間かけて巡る旅」なんてのは、定年後に一度実現したらラッキーなレベル。
一年間で120日休みがあったとしても、2連休が60回ちらばった状態ではなーんも身動きが取れないわけです。
それで幸せならいいのですが、あいにくぼくの理想のライフスタイルはそうじゃない。
というわけで、32歳にして「社会保険」と「厚生年金」を手放し、新たな人生に向けて一歩踏み出しました。
離島の生活は、これからの時代のお手本になる
パート勤務に切り替わった初めての週末は、高校の同級生が嫁いだ尾道市の百島(ももしま)へお邪魔することに。
ここで無料施術をする代わりに、島の恵みをたーくさんご馳走になってきました。
(実はぼく、鍼灸師なのです)
昼寝して、施術して、ゴハン食べて、の無限ループで日が暮れていく離島の生活。
そんなシンプルな暮らしに体はどんどん浄化され、週6日勤務で3年以上働いた疲れを取るのにはもってこいでした。
島の人々の暮らしぶりを伺うと、その多種多様な働き方にビックリ。
- いちご農園しながら鉄工所で勤務
- にわとりの世話をしながら貸別荘を管理
- 横浜へ出稼ぎしながら島の空き家でAirbnb
会社に勤めるのがアタリマエの都会じゃ兼業はまだまだ珍しく、わざわざ「パラレルキャリア」と横文字化してしまうほど。
でも、ひとたび船に乗って離島に渡れば、パラレルキャリアは基本中の基本。
みんな楽しそうに働いて、収穫できた農作物は物々交換するのがアタリマエの世界です。
都会脳に冒されたぼくは「月収◯◯円突破したぜ!」と数字ばかり追っていますが、ここでは人と人とのつながりを実感できることこそが幸せの源泉になっており、島民の方々はそれで幸せが満たされている様子。
ぼくはSNSでたびたび「これからは物質的な幸せでなく、精神的な幸せを求める時代だ!」と声高に叫んでいますが、離島の人たちが天然で精神的な幸せに満たされていることを知り、なんだか恥ずかしい気持ちになりました。
物質的な幸せを追い求める都会と、精神的な幸せを熟知している離島。
「評価経済」「パラレルキャリア」など、田舎では当たり前に存在する概念が都会で普及されつつあることを考えると、これからも田舎で暮らす人々があらゆる面でお手本化されていくのでしょう。
これから始まる名古屋と松本の二拠点生活
ぼくは小さい頃から「どちらか一方を選ぶ」ことが苦手で、好きなことはとにかく総取りしたい性格でした。
名古屋と松本で二拠点生活をすることを決めたのは、モロにその性格が反映されています。
おしゃれなカフェも好きだし、人混みも悪くない。
息をするのも忘れるほどの絶景も好きだし、不自由も悪くない。
そんな複雑な感情が絡み合ってスタートさせたのが、4月から始めた二拠点生活です。
1年先は何をしているか全く不明ですが、そのアイデアは移動の最中に生まれてくることでしょう。
何も思いつかないのであれば、このライフスタイルが一番幸せなのかもしれません。
松本の拠点は「シェア別荘ロップ家」でメンバーと一軒家をシェアしています。
興味ある方はコチラをご覧ください。
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